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ほくろ除去|保険と自費の違い、受診の流れ(仙台)

健康コラム

こんにちは。あすと長町はんだクリニック院長の半田です。

外来では、「顔のほくろが気になっているけれど、どこに相談すればいいのか分からなかった」「ほくろ除去は保険がきくのか、それとも全部自費なのか」といったご相談をよくいただきます。最近ほくろが大きくなってきた気がする、と心配して来られる方も少なくありません。ほくろは多くの人にあるもので、ほとんどは心配のいらないものです。ただ、取るかどうかを考える前に、まず「良性のほくろかどうか」を確かめることが大切です。この記事では、悪性の病気(メラノーマ)を見分ける目安、保険と自費の違い、主な取り方、傷あとやダウンタイム、受診の流れについてお話しします。

🔍 1)まずは「ほくろのがん」との見分け方

ほくろに似た見た目の病気に、メラノーマ(悪性黒色腫:あくせいこくしょくしゅ)という皮膚のがんがあります。国立がん研究センターの情報サイトでは、ほくろとの見分け方の目安として、次の「ABCDE」が紹介されています。

目安内容
A:非対称形が左右非対称
B:輪郭ふちがギザギザしている、にじんでいる
C:色むら色が均一でなく、濃いところとうすいところがある
D:大きさ長いところが6mm以上ある
E:変化大きくなる、色・形・症状が変わってくる

また、日本人に最も多いタイプのメラノーマは、足の裏や手のひら、手足の爪にできやすいとされています。爪に黒い線が出てきた、足の裏のほくろが広がってきた、という場合も一度ご相談ください。

なお、ABCDEに当てはまるからといって、すべてが悪性というわけではありません。反対に、当てはまらなくても「急に変わってきた」「出血をくり返す」といった変化があれば、見てもらうことをおすすめします。私は、ご本人が「なんとなく前と違う」と感じた、その感覚を大切にしたいと考えています。

💴 2)保険診療と自費(自由診療)のちがい

ほくろの除去には、健康保険が使える場合と使えない場合があります。一般的には、次のような考え方になります。

区分主なケース
保険診療の対象になることがある悪性の病気が疑われ、診断のために切除する/出血や炎症をくり返す/服やひげそりで引っかかるなど、日常生活に支障がある
自費(自由診療)見た目を整えることが主な目的の場合

どちらに当たるかは、診察で医師がほくろの状態を確認したうえで判断します。ご自身で「これは保険」「これは自費」と決めずに、まずは気になっている理由をそのままお伝えいただければと思います。

当院の料金(自費の場合)

当院のほくろ・いぼ除去のページでは、自費の場合の料金を次のように掲載しています(税込)。

サイズ料金(税込)
3mm未満5,500円
3mm以上〜10mm未満11,000円
10mm以上〜20mm未満22,000円
20mm以上要相談

料金には病理検査(取ったほくろを顕微鏡でくわしく調べる検査)の費用が含まれます。大きさや個数によって料金が変わり、保険適用(病気としてのほくろ・いぼ)の場合は別途ご案内しています。費用・リスク・副作用はほくろ・いぼ除去のページで説明していますので、あわせてご確認ください。

✂️ 3)ほくろの主な取り方

ほくろを取る方法にはいくつか種類があり、大きさ・場所・深さ・悪性の心配があるかどうかなどで選びます。どの方法も、局所麻酔(その部分だけの麻酔)をしてから行うのが一般的です。

ひとつは切除して縫う方法です。メスでほくろのまわりを少し大きめに切り取り、糸で縫い合わせます。大きいもの、深いもの、再発したもの、悪性の心配があるものに向いていて、傷あとは線状になります。

次にくり抜く方法があります。筒状の器具で、ほくろを丸くくり抜く方法です。比較的小さいものに使われ、縫う場合と縫わずに自然に治す場合があります。もうひとつは電気メスやCO2レーザーで取る方法で、熱を使ってほくろの組織を取りのぞきます。小さく盛り上がったほくろなどに使われることがあります。

当院のページでは、電気メス・CO2レーザーによる方法と、メスで切除して縫合する方法をご紹介しています。どの方法が合うかは、診察のうえでご相談しながら決めていきます。

🩹 4)傷あととダウンタイム(回復までの期間)

ほくろを取ったあとは、肌がもとの状態に落ち着くまで時間がかかります。多くの場合、かさぶたができ、1〜2週間ほどで自然にはがれます。そのあとも、赤みや色素沈着(茶色っぽいあと)が数か月続くことがあります。

傷あとが少しへこんだり、白っぽくなったりすることもあり、切除して縫う方法では線状の傷あとが残ります。まれに感染や出血が起こることがあり、根が深い場合は細胞が残って再発することもあります。こうした点も、処置の前にきちんとお伝えするようにしています。

傷あとをできるだけ目立たせないためには、かさぶたを無理にはがさない、こすらない、紫外線を避けることがポイントです。また、見た目が良性でも、取った組織の病理検査で悪性と分かることがあります。処置のあとは、検査結果を聞きに来ていただくようお願いしています。

🚶 5)受診から治療までの流れ

まず受付のあと、診察でほくろの場所や大きさ、いつからあるか、変化があるかを確認します。次に、保険か自費か、取り方、費用、傷あとやリスクについてご説明し、ご相談の時間をとります。

納得いただいたうえで、局所麻酔をして処置を行います。処置のあとは、傷の手当てのしかたや注意することをお伝えします。1〜2週間後の経過観察で傷の状態を確認し、病理検査の結果をお伝えします。

🏥 6)相談・受診の目安

状態目安
様子を見てよい昔からあって、大きさ・色・形が変わらない小さなほくろ
気になれば相談見た目が気になる/服やメガネ、ひげそりで引っかかる
早めに受診ABCDEのどれかに当てはまる/短い期間で大きくなった、色が変わった/出血やじゅくじゅくをくり返す/足の裏・手のひら・爪に新しく黒いものが出てきた
処置後すぐに連絡・受診傷を押さえても出血が止まらない/傷のまわりの赤みや腫れ、痛みが日ごとに強くなる/傷から膿が出る、熱が出る

✅ まとめ

ほくろを取る前に、まず良性かどうかを確かめることが大切です。ABCDE(非対称・ギザギザ・色むら・6mm以上・変化)は、受診を考える目安になります。病気として治療が必要な場合は保険、見た目が目的の場合は自費が基本で、どちらに当たるかは診察で判断します。取り方には切除して縫う方法、くり抜く方法、電気メスやレーザーなどがあり、処置後は赤みや色素沈着が数か月続くことがあるため、紫外線対策とこすらないことを心がけてください。

ほくろのことは、人に聞きにくく、ひとりで気にしている方も多いと感じています。どんな小さなことでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。

皮膚のできものについては、粉瘤(ふんりゅう)についての記事でも解説しています。「これはほくろ?それとも別のできもの?」と迷うときの参考にしてください。

あすと長町はんだクリニックではほくろ・いぼ除去やできもの外来・日帰り手術で、ほくろやできもののご相談を承っています。日曜日も診療しております。

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