その頭痛、いつものやつ?危険なやつ?|見分け方と市販薬の落とし穴
「頭痛持ちだから、いつものこと」
「痛くなったら市販薬。それでなんとかなっている」
「でも最近、飲む回数が増えてきた気がする」
こんにちは。あすと長町はんだクリニックです。
頭痛は、それ自体はありふれた症状です。ただ、「いつもの頭痛」と「危険な頭痛」の見分け方と、「市販薬でしのぐ生活」の落とし穴は、頭痛持ちの方ほど知っておく価値があります。今日はその2つをお話しします。
🚑 まず確認:救急要請・即受診が必要な頭痛
次のどれかに当てはまれば、様子を見ないでください
- 突然、雷に打たれたような激痛が数秒〜数分で頂点に達した
- 手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見えるを伴う
- 高熱+首の後ろが硬くて曲げられない
- 頭を打ったあとの頭痛(数日後に出てきたものも含む)
- 人生でいちばんひどいと感じる頭痛
これらは、くも膜下出血や髄膜炎など、急いで調べる必要のある頭痛のサインです。とくに「突然・過去最悪」という立ち上がり方は、痛みの強さ以上に重要な情報です。
また、救急ではなくても、50歳を過ぎてから初めて頭痛持ちになった方、数週間かけてだんだん悪化している方は、一度受診してください。
🔎 「いつもの頭痛」は、だいたい2種類です
1. 緊張型頭痛——締めつけられる、重い
- 頭全体やこめかみがギューッと締めつけられるような痛み
- 肩こり・首こりとセットのことが多い
- 痛くても、なんとか仕事や家事は続けられる
- デスクワークの夕方、スマホを長く見たあとに出やすい
長時間の同じ姿勢で、首や肩の筋肉がこわばることが引き金になります。対策の主役は薬より「姿勢の中断」——1時間ごとに立ち上がる、首や肩を回す、湯船で温める、が効きます。
2. 片頭痛——ズキンズキンと脈打つ
- 頭の片側(両側のことも)がズキンズキンと脈打つように痛む
- 動くと悪化する——階段の上り下りで響く
- 光や音がつらい、吐き気を伴う
- 前ぶれとしてギザギザした光が見えることがある
- 寝不足・寝すぎ・天気の変化・月経周期が引き金になりやすい
片頭痛は「動けなくなる頭痛」です。そして大事なことに、片頭痛には専用の治療薬と、頻度そのものを減らす予防薬があります。市販の鎮痛薬だけで戦う必要はありません。
⚠️ 市販薬の飲みすぎが、頭痛を増やすことがあります
鎮痛薬を月に10〜15日以上飲む状態が数か月続くと、薬のせいでかえって頭痛が増える「薬物乱用頭痛」になることがあります。薬が切れるたびに痛み、また飲む——この悪循環に入ると、市販薬では抜け出せません。
「効きが悪くなってきた」「飲む回数が月の半分近い」。心当たりのある方は、それ自体が受診の理由です。責めるための診察ではありません。悪循環の出口を一緒に探すための診察です。
📝 受診のときは「頭痛の記録」が最強です
- いつ・どれくらいの強さで・どちら側が痛んだか
- 飲んだ薬と効き具合
- きっかけらしいもの(寝不足、天気、月経、飲酒など)
スマホのメモで十分です。2〜4週間分の記録があると、頭痛のタイプ分けと治療の選択が一気に正確になります。
✅ まとめ
- 「突然」「過去最悪」「しびれ・ろれつ・高熱を伴う」頭痛は救急へ
- いつもの頭痛は締めつけ型(緊張型)と脈打つ型(片頭痛)の2つで考える
- 片頭痛には専用薬と予防薬があります。市販薬だけで我慢しなくてよい病気です
- 鎮痛薬が月10〜15日以上になっているなら、それ自体が受診の理由です
- 受診の武器は頭痛の記録。スマホのメモで十分です
あすと長町はんだクリニックでは内科・総合内科で頭痛のご相談を承っています。発熱を伴う場合は発熱外来をご利用ください。日曜日も診療しております。
■ 仙台市太白区・名取市周辺で、受診を考えている方へ
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すべての診察は予約制です。発熱やかぜ症状がある方は、Web予約からお願いします。
日曜日の診療は第1・3・5日曜(9時〜15時)です。長町駅・長町一丁目駅から徒歩5分、駐車場は65台分あります。