TOPへ

ブログ

家庭での血圧の正しい測り方|基準は「135/85」です

健康コラム

「病院で測ると高いのに、家では普通なんです」
「血圧計は買ったけれど、いつ測ればいいのか分からない」
「測るたびに数字が違って、どれが本当か分からない」

こんにちは。あすと長町はんだクリニックです。

血圧の診療で、いま主役になっているのは診察室の血圧ではなく「家庭血圧」——ご自宅で測る血圧です。今日は、その理由と正しい測り方をお伝えします。測り方を少し整えるだけで、あなたの血圧記録は診断に使える「データ」になります。

🏠 なぜ家庭血圧が主役なのか

  • 白衣高血圧——診察室では緊張で高く出るのに、家では正常なタイプ。診察室の数字だけ見ると、不要な薬につながりかねません
  • 仮面高血圧——逆に、診察室では正常なのに、早朝や夜間だけ高いタイプ。こちらは診察室では見つけられず、家庭血圧でしか捕まえられません

つまり、たまに測る診察室の1回より、毎日の生活の中で測った数字の積み重ねのほうが、本当の姿を映すのです。実際、診断や薬の調整では家庭血圧が優先されます。

📏 正しい測り方——ここだけ守れば大丈夫

基本ルール

  • 朝:起きて1時間以内。トイレを済ませ、朝食・薬の前に
  • 夜:寝る前に
  • 椅子に座り、1〜2分安静にしてから測る
  • カフは心臓の高さ。腕は机に乗せて力を抜く
  • 1機会に2回測って、平均をとる(2回目が少し低くなるのは普通です)
  • 血圧計は上腕(二の腕)で測るタイプがおすすめです

測る直前の入浴・飲酒・カフェイン・喫煙・運動は数字を揺らします。引っかかった日は「条件が悪かった」とメモしておけば十分です。

🔢 家庭血圧の基準は「135/85」です

ここは意外と知られていないポイントです。

診察室の高血圧基準は140/90ですが、家庭血圧の基準はそれより低い135/85。家はリラックスして測れるぶん、基準も厳しめに設定されています。「140切ってるからセーフ」と思っていたら、家庭血圧としてはすでに高かった——ということが起こります。

📝 記録のコツと、やりがちなNG

  • 1回1回の数字に一喜一憂しない——血圧は1日の中でも常に揺れています。見るべきは1週間くらいの平均です
  • 高く出た日だけ測り直しを繰り返さない——納得のいく数字が出るまで測るのは、記録をゆがめる代表的なNGです。決めた回数だけ測って、そのまま記録
  • 悪い数字も捨てない——都合の悪い日を除いた記録は、診断の役に立ちません
  • 記録は手帳でもスマホアプリでも。血圧計の記録機能でも構いません。診察のとき、そのままお持ちください

🩺 受診の目安

状況対応
家庭血圧が135/85以上の日が続く記録を持って一度受診を。1〜2週間分あれば十分です
180/110を超える数字が出た症状がなくても早めに受診を
高い数字+頭痛・胸の痛み・しびれ・ろれつが回らないすぐに救急要請を
薬を飲んでいて、家では低すぎる・立ちくらみがある薬の調整で解決することが多いので、自己判断で中断せずご相談を

✅ まとめ

  • 診断と治療の主役は家庭血圧。診察室だけでは白衣高血圧も仮面高血圧も見抜けません
  • 測るのは朝(起床後1時間以内・食前薬前)と夜(寝る前)、1〜2分安静にしてから2回
  • 家庭血圧の基準は135/85。診察室より厳しめです
  • 見るのは1週間の平均。高い日だけ測り直すのはNGです
  • 135/85以上が続いたら、記録を持って受診を。その記録が、そのまま診断材料になります

血圧が気になりはじめた方は、「できるだけ塩分を控えて」では血圧は下がりませんもあわせてどうぞ。今日からできる減塩の具体策をまとめています。

あすと長町はんだクリニックでは生活習慣病の診療を行っています。血圧手帳やアプリの記録をお持ちいただければ、その場で一緒に読み解きます。日曜日も診療しております。

■ 仙台市太白区・名取市周辺で、受診を考えている方へ

すべての診察は予約制です。発熱やかぜ症状がある方は、Web予約からお願いします。
日曜日の診療は第1・3・5日曜(9時〜15時)です。長町駅・長町一丁目駅から徒歩5分、駐車場は65台分あります。

    本日の診療時間 10月16日(金)
    午前診療(受付時間)
    9:00 - 12:30